あざのレーザー治療について
あざの種類と特長
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太田母斑 思春期の女子に多い顔の片側にできる淡青色のあざ (色素の量や深さによりレーザーの効果は異なります。治療回数は3~10回と個人差があります。)
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異所性蒙古斑 腰臀部以外に生じた蒙古斑(新生児の腰臀部や仙骨部にみられる青色のあざ) (色素の量や深さによりレーザーの効果は異なります。治療回数は3~10回と個人差があります。)
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外傷性色素沈着症 外傷により皮膚の中に砂やタールなどの色素が沈着したもの (色素の量や深さによりレーザーの効果は異なります。治療回数は3~10回と個人差があります。)
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扁平母斑 多くは生下時に出現し、2~3歳までにはっきりする茶褐色のあざです。皮膚以外には症状を認めません。
ルビーレーザーなどのQスイッチレーザーで治療をしますが、ほかのあざと異なりレーザー治療をしても高い確率で再発することがあります。中には改善する方もおられますが、再発を繰り返したり色が濃くなることもあり、効果には個人差があります。ある程度の大きさがある場合は、部分的にテスト照射をして1~3ヶ月後に効果を確認してから、全体に治療をされることをお勧めします。 (レーザーの効果には個人差があります。再発を繰り返したり、悪化する場合もあります。)
- ※反応した色素が排出されるまで時間がかかるので、少なくとも3ヶ月以上間隔をあけ、通常6ヶ月間隔でレーザーを照射していきます。
- ※浅い部位に色素がある場合は、レーザー後に1~2週間ほどかさぶたがつくことがあります。
保険レーザー治療の流れ
- 1前処置
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治療する部位にテープやクリームの麻酔薬をつけます。 麻酔が効くまで1時間ほどかかりますので、その間お待ちいただきます。
- 2レーザー照射
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レーザーを照射します。
- 3アフターケア
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軟膏を塗り、ご自宅での処置方法と注意事項を説明します。 レーザー後1週間ほど軟膏を塗っていただきます。
- ※レーザー1週間後と1か月後に受診をしてください。
- ※レーザー後の赤みや色素沈着は徐々に改善しますが、取れるまで時間がかかります。治療後はUVケアをしてください。
保険レーザー料金のご案内
頭頚部、左上肢、右上肢、左下肢、右下肢、腹部、背部のそれぞれの部位ごとに料金がかかります。
初診料・再診療
- 初診料…2,500円
- 再診療…1,000円
照射範囲 | 価格 |
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4㎠ 未満 | 20,000円×自己負担割合 |
4~16㎠ 未満 | 23,700円×自己負担割合 |
16~64㎠ 未満 | 29,000円×自己負担割合 |
64㎠ 以上 | 39,500円×自己負担割合 |
- ●太田母斑・異所性蒙古斑・外傷性色素沈着症 同一部位に対し初回治療を含め5回まで保険適応があります。6回目からは自費になります。
- ●扁平母斑 同一部位に対し初回治療を含め2回まで保険適応があります。3回目からは自費になります。(テスト照射は自費になります)