あさくら皮フ科クリニックでは、巻き爪の新しい治療の選択肢として、マルホ株式会社の巻き爪矯正具「ネイルアクト®」の取り扱いを開始しました。

巻き爪矯正具 ネイルアクト

ネイルアクト®は、2026年9月28日に医療機関向けに発売された、ばねの力で巻き爪を矯正する器具です。
最大の特徴は、道具を使わずに患者さんご自身で着脱できることです。「巻き爪が痛いけれど通院の時間が取れない」「巻き爪を治してもすぐ再発する」とお悩みの方は、一度ご相談ください。

巻き爪の原因と症状

巻き爪とは、爪の両端(側縁)が内側に強く湾曲し、巻き込んでいる状態です。
足の親指に多く見られ、巻き爪が進むと爪の端が皮膚を圧迫して痛みが出ます。

巻き爪の主な原因

  • 深爪や、爪の角を斜めに切り落とす切り方
  • 先の細い靴やサイズが合わない靴による圧迫
  • 歩き方の癖や、歩行時に親指へ力がかからないこと
  • 爪白癬(爪水虫)など爪の病気、加齢による爪の変化

巻き爪は原因が複数重なって起こることが多く、治療しても生活習慣が変わらなければ再発しやすいという特徴があります。

こんな症状は巻き爪かもしれません

  • 歩くと足の親指の爪の横が痛む
  • 爪の横の皮膚が赤く腫れている
  • 爪が丸まっていて切りにくい
  • 靴を履くと爪周りが当たって痛い

爪が皮膚に食い込んで炎症や化膿を起こした状態は「陥入爪(かんにゅうそう)」と呼ばれ、巻き爪とは治療法が異なることがあります。
痛みや腫れがある場合は、自己処理せず皮膚科を受診してください。

巻き爪の主な治療法

巻き爪の治療は、爪の湾曲を元に戻す「矯正治療」が中心です。
あさくら皮フ科クリニックでは、巻き爪の程度や生活スタイルに合わせて治療法をご提案します。

治療法 内容 装着・処置
ワイヤ・プレートによる矯正 爪に矯正具を取り付け、湾曲を少しずつ平らにする 医療機関で装着
巻き爪マイスター® ばねの力で巻き爪を矯正する器具 医療機関で専用工具を使って装着
ネイルアクト® ばねの力で巻き爪を矯正する器具 医師の指導のもと、ご自身で着脱

従来の矯正治療は、装着や付け替えのたびに通院が必要でした。 ネイルアクト®はご自宅で着脱できるため、通院の負担を抑えながら巻き爪治療を続けやすいのが大きな違いです。

ネイルアクト®とは?自分で着脱できる巻き爪矯正具

自分で着脱できる巻き爪矯正具 ネイルアクト

ネイルアクト®は、マルホ株式会社が販売するセルフ装着型の巻き爪矯正具です。
ジグザグ状のばねが巻き爪を外側に広げる力をかけ続け、湾曲した爪を少しずつ矯正します。

軽度から中等度の巻き爪では、1~2カ月間装着することで爪の矯正が期待できます。また、他の方法で巻き爪を治療したあとに、爪の形を維持して再発を防ぐセルフケアとしても使用できます。

ネイルアクト®は医療機関向けの製品です。巻き爪の状態や爪の幅を医師が確認し、適切なサイズと使い方をご案内したうえでお渡しします。

ネイルアクト®の5つの特徴

1. 道具を使わずに着脱できる

従来の巻き爪矯正具の多くは、医療機関で専用の工具を使って装着します。ネイルアクト®は指先だけで着け外しできるため、ご自宅での巻き爪ケアが可能です。

2. ジグザグのばねが巻き爪を矯正

ジグザグ形状のばねが爪を平らに戻す力を発揮します。マルホ独自の「クロスピークス構造®」により、「自分で簡単に、でもちゃんと治したい」というニーズに応える設計です。

3. 痛みの原因になりやすい爪の端にも力がかかる

巻き爪の痛みは、爪の左右の端(爪側縁部)が皮膚を圧迫して起こることが多くあります。ネイルアクト®は、この爪側縁部への矯正効果も期待できます。

4. 安全性に配慮した丸みのある形状

本体は丸みを帯びた形状で、皮膚への当たりに配慮して設計されています。

5. 爪の幅に合わせて選べる3サイズ
ジグザグのばねが巻き爪を矯正 ネイルアクト

S・M・Lの3サイズから、爪のカーブに沿った幅に合うものを医師が選びます。対応する爪の幅はおおむね14~25mmです。
さらに、在宅時や就寝時など、生活リズムに合わせて使えるのもネイルアクト®の特長です。

ネイルアクト®が向いている方・使用できない方

ネイルアクト®はこんな方におすすめです

  • 軽度~中等度の巻き爪でお悩みの方
  • 仕事や子育てで、巻き爪治療のために頻繁に通院するのが難しい方
  • 巻き爪の矯正治療を終えたあと、再発を防ぎたい方
  • 在宅時や就寝時など、自分のペースで巻き爪ケアをしたい方

ネイルアクト®を使用できない・別の治療が必要な場合

  • 爪が短く、爪の白い部分(遠位縁)が3mm程度伸びていない場合
  • 深爪などで爪の両角が残っていない場合
  • 爪にひび割れがある場合
  • 爪の周りが赤く腫れている、膿が出ているなど、炎症や感染を起こしている場合
  • 重度の巻き爪

上記に当てはまる場合も、あきらめる必要はありません。爪を伸ばしてから装着する、先に炎症を治療する、別の巻き爪治療を行うなど、状態に合わせてご提案します。

ネイルアクト®による巻き爪治療の流れ

1診察

巻き爪の程度、炎症や爪白癬の有無を医師が確認します。

2サイズ選び

爪のカーブに沿った幅を測定し、S・M・Lから適切なサイズを選びます。

3装着指導

着け方・外し方・テープ固定の方法をご案内します。

4ご自宅での装着

軽度~中等度の巻き爪では1~2カ月間を目安に装着します。

5経過観察

定期的に受診いただき、巻き爪の改善度合いや皮膚の状態を確認します。

2通りの装着方法

ネイルアクト®には「まえ装着」と「よこ装着」があります。まえ装着は簡単、よこ装着は巻き爪の矯正効果がより高いのが特徴です。

装着方法 フックをかける位置 特徴
まえ装着 爪の先端(前縁) 装着が簡単。はじめはこちらから
よこ装着 爪の左右の端(側縁) 矯正効果がまえ装着より高い

よこ装着が難しい場合はまえ装着から始め、巻き爪がある程度矯正されたり爪の角が伸びてきたら、よこ装着に切り替えます。

装着中の注意点

  • 装着時は椅子に座るなど、安定した姿勢で行ってください。
  • 装着中は本体が跳ね飛ばないよう、指でしっかり押さえてください。
  • 装着後は医療用テープなどで指(または爪全体)を包み込むように固定し、テープは定期的に交換してください。
  • 外すときはテープをゆっくり剥がし、本体を押さえながら前にずらして取り外します。
  • 痛み、赤み、腫れが出た場合は使用を中止し、すぐにご連絡ください。

ネイルアクト®の費用とリスク・副作用

ネイルアクト®による巻き爪治療は、保険適用外の自由診療です。

料金

項目 価格
ネイルアクト®(1箱2個入り) 4,950円
巻き爪の診察・装着指導 2,200円
  • ※装着指導ありの場合の料金です。説明のみの場合は料金をいただいておりません。
  • ※治療期間の目安:軽度~中等度の巻き爪で1~2カ月間。巻き爪の状態により個人差があります。

起こりうるリスク・副作用

  • 爪周囲の痛み、赤み、腫れ
  • 医療用テープによるかぶれ、かゆみ
  • 装着中の外れや脱落
  • 爪の状態によっては、十分な矯正効果が得られないことや、治療後に巻き爪が再発することがあります

治療に関するご質問等はお気軽にお問い合わせください。

巻き爪・ネイルアクト®に関するよくある質問

ネイルアクト®は保険が使えますか?
ネイルアクト®による巻き爪治療は自由診療(保険適用外)です。
ネイルアクト®は販売店や通販で買えますか?
ネイルアクト®は医療機関向けに販売されている製品です。巻き爪の状態や爪の幅に合ったサイズを医師が確認したうえで、使い方をご案内してお渡しします。
装着中に痛みはありますか?
装着時に爪が引っ張られる感覚がある場合があります。強い痛みや赤み、腫れが出た場合は使用を中止し、ご連絡ください。
一日中つけていないといけませんか?
ネイルアクト®は在宅時や就寝時など、生活リズムに合わせて使えます。具体的な装着時間は、巻き爪の程度に応じて医師がご案内します。
爪が短いのですが使えますか?
ネイルアクト®は爪の両角を残し、爪の白い部分を3mm程度伸ばした状態で装着します。爪が短い場合は、伸びるまでの間のケア方法も含めてご相談ください。
巻き爪は何科を受診すればよいですか?
巻き爪は皮膚科で診察・治療ができます。巻き爪の原因となる爪白癬などの爪の病気もあわせて確認できます。

巻き爪でお悩みの方はあさくら皮フ科クリニックへ

ネイルアクト®は、道具を使わずにご自身で着脱できる、巻き爪の新しい治療の選択肢です。軽度~中等度の巻き爪の矯正や、巻き爪治療後の再発予防に活用できます。

ただし、巻き爪の状態によってはネイルアクト®が使えない場合や、先に炎症の治療が必要な場合もあります。巻き爪の痛みや形が気になる方は、まずは西宮市の皮膚科あさくら皮フ科クリニックまでご相談ください。